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軽度障害の苦しさ [情報(全般)]

以前の記事で書いた通り、障害と一口に言っても
そこには軽度のものから重度のものまであります。

例えば、全く見えない「全盲」や全く聞こえない「全聾」などが
「重度障害」といえるでしょう。

そんな重度障害の「苦しさ」は容易に想像できるかと思いますが、
実は軽度障害にも、また違った意味での「苦しさ」があるのです。
という訳で今回は、「軽度障害の苦しさ」について書いていきます。


1.「理解されにくい」問題

まず第一に、軽度障害者は健常者との差異が比較的小さい為、
障害を持っているという事が「理解されにくい」という問題があります。
発達障害では、特にその傾向が顕著です。

理解されなければ、自身の障害の為にする事が難しい事柄が
上手く出来なかった時、それを「努力不足」などのせいにされてしまいます。
心外です。

そういう訳で皆さんには、「分かりにくい障害」もあるという事を
ぜひ知っておいていただきたいです。


2.「ギリギリ支援を受けられない」問題

そして第二に、障害が軽度だと、支援を受けられる最低ラインに到達できず
「ギリギリ支援を受けられない」事がある、という問題もあります。

例えば、多くの障害者支援を受ける為には「障害者手帳」が必要ですが、
その申請をしても、最も低い等級にも届かなくて手に入れられず、
結果多くの支援が受けられない、というケースがあります。

また、障害者が受け取れる「障害年金」には1~3級の等級があるのですが、
無条件で受け取れる「障害基礎年金」は1級だと約97万円/年
2級だと約78万円/年なのに対し、3級だと途端に「ゼロ」になるのです。

このように、「受けられる支援の量がゆるやかな曲線を描いておらず、
ある所で途端にガクンと落ちてゼロになる」という仕組みが
いくつかあって、それが軽度障害者にとっては困る訳です。

いくら障害が軽いからといって、
健常者に比べれば多少は生きづらい訳ですから、
いきなりゼロにするのではなく、軽度でも少しは
支援が受けられるような仕組みにすべきだと私は思います。


3. 苦しみは伝染する ~カサンドラ症候群~

軽度障害の苦しみは、本人だけでなく別の人に伝染するケースもあります。

私も持っている「アスペルガー症候群」ですが。
そのアスペルガー症候群を持った人の「配偶者」がかかる
「カサンドラ症候群」というものがあるのです。

アスペルガー症候群は、知的障害がなく
発達障害の中では比較的軽い障害ですが、むしろその為に、
自分の配偶者の事を周りに理解してもらえずに苦しんで、
結果抑うつ症状などが生じる、というのが「カサンドラ症候群」です。
(アスペルガー症候群の配偶者本人に、彼ら/彼女らが苦手とする
コミュニケーションの面において理解されない、という原因もあります)

名前の元ネタはギリシャ神話で、男神アポロンに惚れられて
「未来を予知する」能力を貰った女性カサンドラが、
「アポロンが自分を振る未来」が見えた為に彼を振った結果、
「その予知を誰も信じなくなる」呪いをかけられる、という話です。
この「信じてもらえない」という部分が共通している事から、
この名前が付けられたのだといえます。

このように、「障害に対する無理解」は本人以外も苦しめる事に
なり得ますので、やはり「分かりにくい障害」もあるという事は
皆さんが知っておくべきなのだと思います。


では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
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