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曖昧とは正反対の「自閉症」の症状 [情報(発達・知的)]

以前に、「自閉症」の指す範囲や境界が「曖昧」である、という
記事リンクを書きました。

しかし、その症状は「曖昧」とは正反対のもので、
一言で表現すると、「変な方向にきっちりしすぎている」という感じです。

という訳で、今回は自閉症(自閉症スペクトラム障害)の症状を、
「曖昧とは正反対の性質」に焦点を絞って挙げていこうと思います。

(自閉症スペクトラム障害については以前の記事(上述)をご覧ください)


1. 曖昧を許さない「徹底したこだわり」

まず、彼ら/彼女らは「変なこだわりを多く持っている」傾向にあります。

傍から見れば「何故そんな事にこだわるのか」
「そんな事は適当でいいんじゃないのか」と思えるようなものも
多いですが、そこを曖昧にしたり妥協したりするのは
彼ら/彼女らにとって非常に難しい事なのです。

そして、その「こだわり」や自分の予定の通りに行かない事を嫌い、
突然の予定外の出来事に混乱する傾向があります。

そんな変なこだわりを多く持つ彼ら/彼女らは、
興味を持つ対象も狭く変わっている傾向にあります。

しかし「狭い」という事はその分「深い」という事でもあり、
その為、特定の分野で優れた能力を発揮する事もあります。


2. 曖昧な表現や感情が分からない「コミュニケーション音痴」

そして、彼ら/彼女らは「曖昧な表現や感情を理解しにくい」傾向にあり、
ゆえにコミュニケーションが苦手な傾向にあります。

まず、話を字面通りに受け止める傾向にあり、
遠回しな言い方などの曖昧な表現を理解しにくい傾向にあります。

また、表情や仕草などから曖昧な感情を読み取る事も難しく、
相手の事を考えたり推測したりする能力に欠けている傾向にあります。

有名な実験に「サリーとアン課題」というものがあり、その内容は
「サリーとアンは部屋で一緒に遊んでいた。
 サリーがカゴの中にボールを入れて部屋を離れた後、
 アンはサリーがいない間にボールを箱の中に移した。
 戻ってきたサリーはボールを取り出そうとしたが、
 彼女はどこからボールを取り出そうとしただろうか?」
といったものです。
(入れる物には、ボール以外が使われる事もあります)

正解は「カゴ」ですが、自閉症の人(子)はこれを
「箱」と誤答する割合が高いのです。


3. 一本道を突き進むがごとし

そういった性質を持つ自閉症の人たちは、例えるならば
「変な方向に伸びた狭い一本道を突き進んでいる」という感じです。

彼ら/彼女らは、多くの人が通る広い道ではなく、
全然違う方向の狭い道を選びます。

一本道なので、急にその道が塞がれたら、
それる別の道はないので、どうしようもなくなってしまいます。
しかしそれずに突き進むという事は、より奥深くまで進めます。

回り道はないので、遠回りはできず、まっすぐ来てもらうしかありません。

…というような感じです。
彼ら/彼女らが苦手とするような抽象的な表現ですが、伝われば幸いです。

健常者と自閉症者のイメージ


では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
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